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SPIとは?

SPI試験は、就職、転職、正社員登用、総合職への職種変更、社内の定期的な能力試験などに使用され、年間およそ180万人受験するといわれている、とてもメジャーな試験です。年間受験者数では日本最大ではないでしょうか。大学入試センター試験志願者が50万人台ですので、いかに規模が大きいか、お分かりになると思います。昨今は、重役のコネというものが少なくなり、たとえ重役からの紹介があったとしても、「SPIだけは受験してください」ということで、人事データに記録が残ってしまいます。そして、その結果で配属が決まったり、報告によると業績悪化時のリストラの材料にまでされてしまう社会人としては、良くも悪くも意味合いが大きな試験になります。そして、ここで受験した経験は将来にも活かせて、入社後(職種変更後)も、JMAT(主任昇格試験)、NMAT(管理職昇格試験)という形で、再度形を変えて受験することになります。企業も余剰人員を抱える余裕がないために、人選には慎重ですし、巧みに作られた「性格検査」で受験者本人の適正(向き・不向き)が分析されます。内容自体は、小学生から高校1年生ぐらいの内容になっています。具体的には、割合、比、損益算、表の読み取り、速さ、場合の数、確率、地図、縮尺、推論、集合、仕事算、年齢算、関数のグラフ領域、ブラックボックス、2進法など多岐に渡ります。いまさら学生時代の復習と思われるかもしれませんが、実際にビジネスに使うことも多く、SPIを機に、もう一度勉強してほしい、という意味もあると思いますし、1時間~2時間の試験に集中して取り組めなければ、仕事もしっかり勤まらないだろうという判断がされたり、色々な意味がある試験になります。書店にもたくさんの関連書籍が並び、いかにメジャーな試験かということが、すぐに分かります。試験内容は、ネット系(WEBテスト、テストセンター)の場合は、受験者ごとに問題が変わりますし、ペーパーテスティングの場合も、受験者ごとに試験内容が変わることもあり、公正・平等に扱われます。問題が異なっても、配給会社様の膨大な蓄積データから正確に偏差値が算出されます。合格点(偏差値)は企業ごとに異なるために、一概に何点取らなくてはならない・・とは言えません。何点という素点にこだわる方もいますが、あくまで偏差値で算出されますので、受験者での相対位置という認識をしてください。SPIに加えて、面接や、普段の人事考課で総合的に判断がされますし、新卒の大学生様には、足切りの材料にされてしまいます。これから将来、SPI試験は増えることはあっても減ることはないであろうほどに、非常に規模を拡大しておりますので、現在では無視が出来ない試験になります。